量子コンピューターの存在を最近知った件

皆さんは、量子コンピューターを知っていますか?従来のコンピューターと比較して少し解説します。

 

スーパーコンピューターを含む従来のコンピューターは、「0」と「1」の値をとる「ビット」を基本単位として計算する一方、量子コンピューターは「0」と「1」どちらでもある「量子ビット」を基本単位として計算します。言い換えれば、コインの表裏のどちらかを示す状態と表裏同時に出している状態の違いと言えます。従来のコンピューターは、2進数で表現するため、nビットの場合は、2のn乗を計算します。例えば、3ビットなら、2の3乗なので、8通り示すことが出きます。一方、量子ビットなら一度に4通り示せるため、3量子ビットなら、64通り示すことが出来ることになります。計算量が多ければかなりの差が付くことになりますよね。この技術は、最適な方法を考える上で既に企業でも実証レベルで使われているそうです。量子の仕組みについて気になった方は調べてみてはいかがでしょうか?

 

この技術は今、アメリカと中国が国の重要な先端技術として威信をかけて開発を急いでいます。日本も遅れを取らないために、アメリカと協力して研究開発に励むそうです。まだ実証段階みたいですが、実用化が本格化すれば、様々な分野で革命が起こると思われます。目が離せませんね。

 

今回は、日経ビジネス『2022年6月27日号 量子の世界 革命に乗り遅れるな』を参考にしました(読むの遅いですよね、、、)。文理問わず、是非興味を持っていただけたら嬉しいなと思います。色々な本も出ているので参考にしてみてください。

 

参考資料

量子コンピューター革命~DXの先にあるQX:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

日経ビジネス『2022年6月27日号 量子の世界 革命に乗り遅れるな』

 

紹介されていた本(一例)

量子コンピュータが変える未来 | 寺部 雅能, 大関 真之 |本 | 通販 | Amazon

東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 量子論 | 松尾 泰 |本 | 通販 | Amazon

IBM Quantumで学ぶ量子コンピュータ | 湊雄一郎, 加藤拓己, 比嘉恵一朗, 永井隆太郎 |本 | 通販 | Amazon